垂れた胸、形から設計し直します
バストリフトは、ただ持ち上げる手術ではありません。伸びた皮膚と組織、乳頭の位置まで配置し直す、形を設計する手術なんです。バストだけを20年見てきたU&U美容外科が、今の状態に合ったリフトをご案内します。
胸はなぜ垂れるのか、いつリフトが必要なのか
出産と授乳、大きな体重変化、そして流れた時間は、胸の皮膚と支持組織を伸ばします。ボリュームが減ったのに皮膚がそのまま残ると、胸は下に落ちてきます。乳頭の位置も一緒に下がります。この状態ではインプラントを入れるだけでは望む形にならないことが多いのです。
ですからリフトは、今が吊り上げの必要な状態かどうかを見極めるところから始まります。垂れの程度によって、リフトなしで豊胸だけで足りる場合、リフトだけが必要な場合、リフトと豊胸や縮小を一緒に行う場合に分かれるからです。U&Uはバストだけを診療する専門クリニックで、乳房縮小吊り上げ術を主要な診療分野として扱っています。
状態によって変わるリフトの方向性
リフトは決まった手術がひとつあるわけではありません。垂れがどの程度か、望まれるボリュームがどの程度かで方向が変わります。
リフト単独
ボリュームは十分で、垂れだけが問題という場合です。余った皮膚を整理し、乳頭の位置を取り直して形を戻します。
リフト+豊胸
垂れとボリューム不足が一緒にある場合です。リフトとインプラント豊胸をひとつの計画として設計し、形とボリュームを一度に整えます。
縮小リフト
大きな胸の重みで垂れが進んだ場合です。ボリュームを減らしながら持ち上げる縮小リフトでバランスを取り戻します。



リフトで最も多いご質問、傷あと
吊り上げ術は皮膚を整理する手術なので切開が伴います。どう切開するかは垂れの程度が決めます。私たちはカウンセリングで予想される切開ラインを先にお見せし、術後はケアプログラム(傷あと・腫れのケア、回復を助ける物理療法)で傷あとが落ち着くよう管理します。傷あとを隠しますという約束よりも、どこにどれだけ残るのかをそのままお伝えすることが先だと考えています。
手術の前後を、検査で確認します
手術前には血液検査と乳房超音波で今の状態を確認します。手術後も定期検診で乳房の健康を一緒に見ていきます。手術に適さない状態であればおすすめしません。私たちが守っている原則です。
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垂れ乳(乳房下垂)は乳頭の位置で段階を分けます
垂れがどの程度かは見た目では判断しません。乳頭が乳房下溝線を基準にどこにあるかで判断します。乳房下溝線とは、胸が胸壁と接する横のしわのことです。乳頭がこの線より上にあれば下垂とは見ません。線の高さに届くかやや下がった状態は軽度から中等度、線より下に下がっていれば重度と見ます。形成外科で長く使われてきた基準ですので、鏡の前で腕を下ろして正面を見ていただければ、おおよそはご自身でも見当がつきます。
ここにもうひとつ見ていただきたい状態が偽下垂です。乳頭はまだ線より上にあるのに、その下の組織だけが落ちて胸が垂れて見える場合です。出産と授乳を経ると、よく現れます。見た目に垂れが強く見えても乳頭の位置が保たれていれば、皮膚を大きく切らずにボリュームを補うだけで形が戻ることもあります。段階をまず確認する理由がここにあります。段階が手術の方向を決め、方向が切開の大きさを決め、切開が最終的に傷あとの大きさを決めるのです。
段階によって変わる手術の方向
カウンセリングで実際にたどる判断の順序を表に移したものです。最終的な判断は、乳頭と乳房下溝線の距離、皮膚の伸び具合、残っている乳腺量を合わせて見て決めます。
| 乳頭の位置 | 状態 | 一般的な方向 | 切開の範囲 |
|---|---|---|---|
| 乳房下溝線より上 | 下垂ではない | ボリューム不足があれば豊胸のみを検討 | 豊胸の切開線のみ |
| 線より上だが組織のみ下降 | 偽下垂 | 豊胸のみで改善する場合が多い | 豊胸の切開線のみ |
| 線の高さに近い | 軽度から中等度 | 豊胸単独、または最小切開のリフト併用 | 乳輪周囲が中心 |
| 線より下 | 重度 | リフトの併用が必要 | 乳輪周囲に縦の線を追加 |
手術以外の方法が下垂を戻せない理由
負担の少ない方法から探されるのは当然のことです。ただ、それぞれが何に作用するのかをご存じであれば、期待の置きどころを誤ることはないはずです。
胸のトレーニング
乳房は筋肉ではなく、乳腺と脂肪、皮膚でできています。大胸筋を鍛えれば上半身のラインは引き締まって見えますが、その上に乗っている乳腺と皮膚が一緒に持ち上がるわけではありません。すでに伸びた皮膚は運動では縮みません。
糸リフト
顔で使われる方法ですが、胸は重さが違います。軽い垂れで一時的に役立つことはあっても、糸が吸収されれば元に戻ります。ですから繰り返しの施術が必要で、長く保つことには限界が報告されています。
脂肪注入
空いて見える上胸部を補うのには使います。ただボリュームを足すものであって、下がった乳頭を引き上げる手術ではありません。注入した脂肪は一部が吸収され、体重が変われば形も一緒に変わります。
クリームと補正下着
皮膚の表面と、着けている間のシルエットに作用します。伸びた皮膚や支持靭帯そのものを戻すことはできません。ですから脱いだ状態の形を変える方法として期待されるのは難しいところです。
リフト後の形はどれくらい保たれるのか
バストリフトはたるんだ皮膚を切除する手術として知られていますが、実際には落ちた組織を配置し直し、その位置を支える構造をつくる過程です。ですから維持期間を分ける最初の変数は術式ではなく、その方の組織の状態です。皮膚の弾力、残っている乳腺量、支持靭帯がどれだけ伸びているかによって、同じ手術でも結果は変わってきます。
正直に申し上げると、どの方法でも一生固定されることはありません。重力と加齢は手術をしてもしなくても働き続けます。その後に体重が大きく変わったり、妊娠と授乳を経たりすれば、組織はまた伸びます。ですから私たちは手術と同じくらい、その後の管理を大切に見ています。U&Uでは手術直後から12週目まで週単位の回復プログラムを設け、その後は体に合ったブラジャーの着用と姿勢の管理までご案内します。海外からお越しの方には、ご滞在中に受けていただく管理と、帰国後にご自身で続けていただく部分を分けて整理してお渡しします。
カウンセリング前に整理しておくとよいこと
以下の内容だけご用意いただければ、初回カウンセリングで段階の判断から方向のご提案まで一度に終わります。オンライン相談も同じ基準で見ています。
- 腕を下ろした状態の正面と側面の写真。乳頭と乳房下溝線の関係は側面でしか分かりません
- 出産と授乳の経歴、そして今後のご予定。ご予定がおありなら時期そのものが変わることがあります
- ここ数年の体重の変動幅。大きく減量された後なら皮膚の余り方が違います
- 今お使いのブラジャーのサイズと、望まれるボリューム。数字より実際に着けている製品のほうが正確です
- 乳房疾患の既往、直近の検診結果、服用中のお薬
- 韓国に滞在できる期間。経過確認の日程はこれに合わせて組みます
インプラントを入れると、もっと下がるのではないでしょうか
挙上を検討される方から最もよく伺う心配です。重さが増えれば重力でさらに下がるのではないか、ということですね。ところが同じインプラントを入れても、時間が経つとより下垂する方と形が保たれる方がいらっしゃいます。この違いはインプラントの重さから来るのではありません。その重さを支える乳房内の靱帯から来ます。
乳房の中には組織を所定の位置に留める支持靱帯が網のように入っています。下垂が強いということは、その靱帯がそれだけ伸びているという意味です。ですからカウンセリングで私たちが見るのは、今どれだけ下がっているかだけではなく、支える構造がどれだけ残っているかです。構造が十分に残っていればボリュームを満たすだけで形が上がり、保たれます。構造が大きく伸びていれば、ボリュームを足すだけではその重さを支えきれません。
そして正直に申し上げることが一つあります。伸びた靱帯を元の状態に戻す手術は、現在の医学には存在しません。ですから挙上術は靱帯を復元する手術ではなく、伸びた皮膚を整理し、下がった組織を上へ集め直して新しい位置を定める手術です。この違いを知っておかれることで、手術後に何を期待できるのかが正確になります。
挙上をせずに終わる場合があります
下垂があれば必ず挙上をしなければならないと思っておられる方が多くいらっしゃいます。そうではありません。下垂の等級が低い場合、あるいは乳頭の位置は変わらずボリュームだけが失われた状態であれば、インプラントでボリュームを満たすだけで形が上がることがあります。空気の抜けた風船に再び空気を入れると形が戻るのと同じ原理です。
私たちがこの区別を重視する理由は傷あとです。挙上術は伸びた皮膚を切開して整理する手術ですから、傷あとが全く残らないとは申し上げられません。ですから豊胸だけで解決する状態であれば豊胸だけをお勧めします。挙上の必要がない方に挙上をお勧めしないことが、私たちが守っている原則です。
反対に下垂がすでに進んだ段階であれば、ボリュームだけでは限界がはっきりしています。そのときは豊胸と挙上を併せて計画し、切開はその症例に必要な最小限で設計します。どちらに当たるかは写真と触診で判断でき、オンラインカウンセリングでも正面と側面の写真があれば方向はお伝えできます。
授乳後の変化は下垂だけでは説明できません
妊娠と授乳の期間はホルモンの影響で乳腺組織が大きくなります。授乳をやめるとその組織は縮みますが、伸びた皮膚は同じ速さでは縮みません。ですから余った皮膚と空になったボリュームが同時に生まれます。垂れて見えるから挙上をすればよいと考えられますが、それは半分だけ正しい話です。
授乳後の変化は少なくとも二つに分けて見る必要があります。一つは乳頭がどれだけ下がったか、もう一つは上部のボリュームがどれだけ失われたかです。乳頭の位置が大きく変わっておらず上部だけが痩せた場合は、ボリュームを満たすのが答えです。乳頭が大きく下がった場合は、ボリュームだけでは位置は上がりません。両方が重なっていれば両方を計画します。
ですから授乳後のカウンセリングでは下垂の等級だけを見ず、ボリュームの喪失を別に確認します。この区別なしに挙上だけを行うと位置は上がったのに上部が空のままという結果になり得ますし、ボリュームだけを満たすと満たされたのに依然として低く見える結果になり得ます。
得られた形を保つために必要なこと
靱帯は一度伸びると戻りません。ですから手術で定めた形は、回復期のあいだ外から支えてこそ落ち着きます。以下は海外からお越しの方には特に重要です。
- 回復期に着ける支持用の製品をあらかじめ決めておかれること。市販の補正下着は硬く着け心地が悪いため着用を後回しにしがちで、後回しにすると形の変化につながります
- 滞在期間内に受けるべきケアと、帰国後にご自身で続ける部分を分けて書面で受け取っておかれること
- 大きく減量される予定があれば手術前にお話しください。減量後に皮膚が余る程度が変わります
- 出産のご予定があれば時期を一緒にご相談ください。手術自体が不可能ではありませんが、時期の選択が結果を変えます
- 帰国後に確認が必要になったとき、連絡と診断書の発行がどうなるかを前もって確認しておかれること
縮小が加わる挙上術では何が変わるのか
胸が大きく、なおかつ下垂している場合は、上げるだけでは終わらず縮小の過程が一緒に入ります。このとき切開の計画が変わり、その選択が傷跡の長さと減らせる量を同時に決めます。
乳輪切開
乳輪の境目に沿って切開するため、傷跡が最も目立ちにくい方法です。その代わり減らせる量が最も少なく、下垂も大きさもそれほど強くない場合が対象になります。
垂直切開
乳輪を切開し、その下に垂直の切開を加えます。傷跡は中程度で減らせる量も増えるため、縮小が入る手術では現在最もよく使われます。
逆T切開
乳輪から垂直に下りたあと、乳房下のしわに沿ってもう一度切開します。減らせる量が最も多く乳頭の位置の修正も一緒にできますが、傷跡は最も長くなります。
無理に減らさない理由
減らす量を過剰に取ると乳頭への血流と感覚への負担が大きくなり、傷跡もより目立ちます。ですから目標の大きさより先に安全な範囲を決め、その中で調整します。
挙上術の痛みは豊胸術とは性質が違います
挙上は、下垂した皮膚を切除し、乳頭と乳房を上方へ配置し直し、残った皮膚を縫合する過程で成り立ちます。筋肉に触れてその下に空間を作る豊胸術とは、手を入れる部位が違います。ですから痛みの感じ方も異なります。
挙上後に最も強く感じられるのは突っ張りです。乳房の下側と乳輪の周りが引きつり、特に腕を上げるときに皮膚が引かれる感覚が強くなります。報告されている比較研究では、挙上術の痛みの強さは豊胸術より低めで、持続期間も短い傾向とされています。ただしインプラントを同時に入れる場合は、痛みの様相は豊胸術に近づきます。
海外からいらっしゃる方にとって、この違いは日程の計画につながります。突っ張りが主な痛みだということは、腕を大きく使う動作、たとえば機内の荷物棚にスーツケースを上げる動作が回復初期に特につらいという意味です。帰国日程と荷物の重さを、カウンセリングで一緒に決めておかれるとよいでしょう。
挙上術のあとの母乳育児はどうなるのか
挙上は大きく二つに分かれ、母乳についての答えもその分かれ方に沿って変わります。インプラントを一緒に入れる豊胸挙上と、組織を減らす過程が入る挙上です。
豊胸挙上ではインプラントが乳腺組織より深い層に入ります。母乳を作る乳腺組織や母乳が通る乳管とインプラントが出会うことはないため、インプラントの大きさが母乳育児の可否を分けることはありません。ただし切開の位置は別の話です。乳輪を通る経路は乳腺組織と乳頭へ向かう感覚神経を傷つける可能性があるため、授乳のご予定があるなら腋窩または乳房下のラインからの経路をお勧めします。
一方、組織を減らす過程が入ると乳管の損傷はある程度避けられません。乳腺組織がまるごとなくなるわけではありませんが、母乳が通る道が断たれることがあり、授乳に支障が出る可能性があります。ですからお子さんのご計画があるなら、カウンセリングの早い段階でお伝えいただくほうがよいのです。手術の方法や時期そのものが変わり得る情報だからです。
吊り上げ術についてよくいただくご質問
- 豊胸なしでリフトだけでも形は良くなりますか?
- ボリュームが十分でしたら、リフトだけでも形はかなり良くなります。ただボリューム不足が一緒にあると、リフト後に上胸が空いて見えることがあるんです。ですから豊胸を併せるかどうかはカウンセリングで一緒に判断します。
- 出産の予定がありますが、リフトを受けても大丈夫ですか?
- この先に妊娠と授乳をされると、胸の形が再び変わることがあります。ご予定がおありでしたらカウンセリングで必ずお知らせください。時期と方法を一緒に決めるほうが良いと思います。
- 傷あとはどのくらい残りますか?
- 切開方法(乳輪まわり、縦のラインを伴うものなど)によって異なります。垂れが大きいほど切開範囲も広くなります。カウンセリングでは今の状態を基準にした予想切開ラインを直接ご覧いただけます。
- 回復期間はどのくらいですか?
- 個人差が大きい部分なので、ひと言で申し上げるとかえって混乱してしまいます。初期回復から日常復帰までを段階ごとにご案内します。海外からお越しの方には、ご滞在日程に合わせて経過確認のスケジュールを組みます。
- バストリフトの費用はどのくらいですか?
- リフトだけを行うのか、豊胸や縮小を併せるのかで変わります。費用ガイドで構成を先にご覧いただき、カウンセリングで個別のお見積もりをお受け取りください。
リフトをもっと深く知る
まずはご自身の垂れの程度を確認してみてください
正面と側面のお写真さえあれば、オンライン相談で垂れの程度と可能な方向をご案内できます。リフトが必要ない状態なら、必要ありませんと申し上げます。私たちが守っている原則です。
